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住まいづくりcolumn

中庭を囲むように建つ 内への開放感に満ちた家

土地の広さを利用した中庭のあるコートハウス

 南西二方向に開けた角地に建つ、広い間口をすっきりとデザインした平屋建て。一般的に南向きに間口が広い角地というのは住宅建築においては好立地であり、敷地の南側に陽当たりの良いお庭をつくったり光を取り込むための大きな窓を設けたり、その立地条件を生かして住まいを計画することが多い。しかし、この住まいは外部に向いた開口部をほとんど設けていない。これは、人や車の往来がある道路に二方向で面している角地は、外部に向けて開放感があるというメリットを持つ半面、プライバシーや防犯面においてデメリットを併せ持つことを懸念していた施主様のご希望を形にしたものだという。そこで、オーパススタイルではこれらの懸念を解決するために中庭のあるコートハウスを提案。建物で周囲を囲むように中庭を設け、その中庭への光を室内に取り込むことで、家の外側ではなく内側で開放感を生み出している。そのため、外部には邸宅内への入り口やシャッタガレージ以外の開口部は設けておらず、周囲に高い建物が存在しない住宅地では中庭へ外部からの視線も届かないため、施主様のプライバシーや防犯における危惧は安心感へと変わっていったのである。

  玄関を入ると、その先には中庭に向いた大きな窓から光が差し込む間仕切りのない開放的な空間が広がる。それでも、一年を通して室内を快適に保つことができるのは、オーパススタイルが誇る「ダブル断熱」工法の性能によるところが大きい。プランニングで実感した自由な発想や高い提案力だけでなく、施主のI様をさらに安心させたのがオーパススタイルがこうした高い「技術力」を持っている会社だということ。そして、さらにその技術力を生かすための「施工力」という点にも注目したという。あまり知られていないが、住宅会社によって施工技術に大きな差があるというのは紛れもない事実であり、プランニングの良し悪しに関わらず、それを施工する技術によって建物の完成度が大きく変わってしまうこともある。だからこそ、オーパススタイルは自社の施工力をお客様にもわかりやすく可視化するため、工務店の施工力全国コンテストに参加。そこで「国内最高施工技術&三ツ星工務店グランプリ日本1位」を5年連続で受賞し、第三者機関から国内最高の技術力だと認めらるほどの施工力を持つまでになった。さらには、白アリ被害や腐れを防ぐ木材「ハウスガード」などを採用し、家づくりにおける技術力を日々追求し続けている。


 玄関から奥へと進むと、その先には中庭を臨む空間が続く。杉の板張りの天井が印象的なダイニングキッチン、そしてその奥のリビングへと中庭を囲むようにして部屋が繋がっていく。リビングは天井を一段高く設定し、ソファの低い座位を想定した頭上への開放感や眼前に広がる景色を楽しめるリラックス空間としてプランニング。日常の安心感とともに、心地よい安心感を取り入れたLDKを生み出しているのである。

Post:2025.10.03