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住まいづくりcolumn

「そこにエアコンも無いのに、どうして玄関や廊下、トイレまで家中こんなに暖かいの?」

エアコン1台で可能な

ローコスト全館空調

〈MINOYA アーシングハウス〉

とにかく日本の家は暑くて寒い。夏はムシムシと暑く、エアコンを効かせた部屋から一歩出れば、熱気や湿気が一気に押し寄せ、不快感を感じながら暮らしている。冬場は浴室やトイレに向かうと、体がブルッと震える寒さ。その温度差はヒートショックを引き起こし、危険な状態でもある。

しかし、これは日本の様子であって、欧米諸国では見られない光景だった。元々気候条件が異なるという環境の差はもちろんあるが、根本的な空調の考えが異なっているのだ。エアコンを居室ごとに設置するスタイルが日本では標準だが、欧米では「全館空調」がスタンダードとなっている。

 

全館空調は、LDK、個室はもちろん、廊下やトイレ、脱衣室など家の中全体が、冬は暖かく夏は涼しく過ごせる暮らし。しかも24時間、一定の室温が保たれるという。そんな理想的な空調環境なのに、どうして全館空調が日本で普及していないのか?おそらく、それは導入コストの問題。戸建て住宅に向けた設備機器はほぼ無く、商業施設仕様となるため導入コストやメンテナンスの負担が多く、現実的ではない。

目には見えないけれど存在する電磁波。

パソコンや携帯電話から電磁波が出ていることはご存知のとおりだが、電磁波の発生源は、もっと身近で見えないところに潜む…。その正体は「家」。
 昔の家では二階建て1軒あたりで150mほどの電気配線だったが、今はなんと1000m以上、約7倍の量のコードが使われているそう。さらに、100ボルトの環境ではアースが設置されていないのが実情で、そのため家の中が最も電磁波で帯電した状態となっている。

「アーシングハウス」は、建物から発生する電磁波(電場)を、正電フリーシートを使って電磁波をシャッアウトした住宅のこと。みのやではこの仕様を全棟採用し、とくに子供部屋・寝室は電磁波対策をして就寝の7時間位は電磁波の影響を受けない状態をつくるように対策している。

 

Post:2020.11.09