愛知・岐阜の各エリアで発行  家づくりからインテリア、エクステリアまで住まいづくりのすべてを追求する無料専門誌

住まいづくりcolumn

日々庭とともに暮らす。心の豊かさを育む住まい

「建物」と「庭」を同時に計画した暮らしやすさを追求する住まい

 

新しい家を計画する際、「建物のプランが完成したから、じゃあ次はお庭や外構を考えよう」そういった流れで計画を進めていく方は多い。しかし、改めて考えてみると、ほとんどの住まいには建物だけでなく庭や外構が存在し、それは日々の生活に於いても重要な役割を持っていることが多い。つまり、住まいづくりにおいては庭や外構を含めた敷地全体をトータルに計画する必要があり、建物と庭のどちらかに合わせるのではなく、両方を生かすことが敷地の持つポテンシャルを最大化することにつながっていくのである。

 

施主のM様は、当初から自然と触れ合える庭が日常にあり、季節の移ろいを感じられる心が豊かになるような暮らし方を望んでいた。そんなM様が今回新築計画の相談をしたのが、自然素材や高断熱・高気密などに優れた高性能な家づくりに定評のある工務店「オーパススタイル」。しかし、同社は工務店でありながら、以前から自分たちの建てる家をもっと良いものにしようと追求していくあまり、現在では自社で設計から施工まで行う「庭」の専門部署も構えるようになり、「建物」と「庭」を共に生かす住まいづくりを提案している。そして今回、M様のご要望を丁寧にヒアリングし、建物の建築前から庭を含む敷地全体をひとつの「住まい」として計画していったという。

 

年月を重ねることで、ライフスタイルや家族構成、好みすら変わっていくことは珍しいことではない。しかし、最初から全てをきっちりと決めすぎたがゆえに、変化に対応出来ずに無駄になっている場所があるというのもよくあることではないだろうか。だからこそ、オーパススタイルでは「敢えてプランに余白を残し、ゆとりを楽しむ」という家づくりを提案している。例えば、M様邸では2階は極力仕切らないフリースペースのような空間を設計。お子さんが何人になるか、どんな使い方をするかは今の段階でははっきりとわからない。それよりも今は自由度の高い空間として使い、将来的に必要になった際には必要に応じた対応ができるようにしておく…そんなフレキシブルな自由な発想やプランが、高い技術力や商品力を伴って形となる。

Post:2025.04.04