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住まいづくりcolumn

木の香りが溢れる 寛ぎと癒しに充ちた家

どこにいても「木」を感じられる
快適に暮らすリラックス空間を求めた家づくり

 

 外壁や屋根のモノトーンカラーをベースに、木の質感を取り入れた配色。ガルバリウムの屋根とそこから飛び出す煙突。F様邸はアウトドア好きが高じて、家づくりにもその趣味の要素を取り込んでデザインした。
 その要素というのが、室内のあらゆる箇所で木を感じられる空間づくり。玄関に一歩足を踏み入れると、床や天井、戸に至るまでふんだんに木を使用している空間が広がる。特にLDKは床や天井はもちろん、階段や手すりも木製。さらには構造材でもある梁を敢えて化粧梁にしたり、キッチンも木製の扉や天板を使用してオリジナルで製作したりと、家の中のどこを見ても木を感じられるようにとの意図を持って設計を行った。あまり一般的に使われる言葉ではないが、こうした視界に入る木の割合は「木視率」と定義され、リラックスできる空間をつくるためのひとつの指標となっているという。さらに、LDKは吹き抜けを設けた広がりの感じられる空間を設計しており、大きな窓やトップライト、そして2階からも光が降り注ぎ、明るく気持ちの良いリラックス空間を演出している。

 

理想の暮らしを永く続けていくために
本当に必要なこととは何か

 

こうした目に見えるデザインへのこだわりの一方で、家づくりに生かされている目には見えない技術に興味を向ける施主は少ない。素人だから当たり前と言ってしまえばそれまでだが、果たして本当にそれでよいのだろうか。オーパススタイルの家の特長のひとつに、大空間を実現できる、外断熱と内断熱を組み合わせた「ダブル断熱」工法が挙げられる。昨今、高断熱・高気密を売りにしている住宅は多いが、「ダブル断熱」工法は一般的な断熱工法に比べて超が付く高性能を誇り、F様邸のようにエアコン1台、薪ストーブ1基でも年中家全体を快適な空間に保つことができるという。


Post:2024.04.16